インフルエンザ脳症
インフルエンザ脳症とは、感染したとき脳に意識障害や神経障害を起こしてしまうことです。
つまりインフルエンザがきっかけで起こる脳症です。
脳症は他の突発性発疹や風邪などの病気で起こることもありますが、インフルエンザが原因で起こるケースが多いためこう呼ばれています。
ほとんどの場合6歳以下の幼い子供がかかります。
インフルエンザになったことにより発病する合併症です。
毎年数百人がかかって、死亡率はそのうち約3割、2割以上の子供に後遺症が残ります。
インフルエンザにかかって発熱してから早ければ数時間程度で神経障害がでることもあります。
痙攣などの症状や意味不明な行動、意識がもうろうとしてくるなどの症状を認めたら脳症の初期ということが考えられます。
日本ではインフルエンザ脳症の発症数が欧米に比べてはるかに多くなっています。
当然新型インフルエンザでもこの脳症が懸念されています。
ですから国の方針としても新型インフルエンザワクチンの接種は乳幼児を優先的に行うように推奨しているのです。
インフルエンザ脳症とまとめて言われていますが、実はいくつかの病型に分類されています。
急性壊死性脳症、HSE症候群、ライ症候群、出血性ショック脳症に類似した型、けいれん重鎮型などです。
それぞれ脳浮腫の分布箇所や障害の重さ、死亡率などに違いがあります。
脳症はインフルエンザを発症してから発病するまでがとにかく早いです。
疑わしい症状が少しでもみられたらすぐに医療機関を受診してください。

