合併症
新型に限らずインフルエンザを発症すると様々な合併症の危険性があります。
合併症の中には死に至ってしまう危険なものもあります。
先にも説明したインフルエンザ脳症は最も怖い合併症の一つです。
近年の日本では小児におけるインフルエンザ脳症問題が深刻化しています。
幼児を中心に毎年100人~500人も発症しています。
恐ろしいのはその死亡率、発症したうち10%~30%も死亡しているのです。
そしてさらに恐ろしいのが後遺症、同じく10%~30%の人が後遺症を発症しています。
その原因は残念ながらわかっていません。
インフルエンザの感染が引き金となって始まるのです。
突然高熱がでて1~2日以内の短期間で昏睡状態になるなどの意識障害を起こします。
さらにあっという間に症状が悪化して死に至ってしまうのです。
新型インフルエンザでもこの幼児における脳症発症の危険性を最も心配しています。
その他にも合併症があります。
小児の場合、中耳炎や副鼻腔炎、クループなどの呼吸器系の合併症を起こします。
その他にも小児は熱性けいれんやライ症候群などの中枢神経系の合併症の危険や筋炎などを起こす危険があります。
ライ症候群とは原因不明の病気で、症状として急性脳症や肝臓の脂肪浸潤などにより死亡する病気です。
大人でも、気管支炎、気管支喘息象悪、肺炎、肝障害、ギラン・バレー症候群、精神神経症状、心筋炎、腎不全など様々な合併症を起こします。
インフルエンザは合併症がとても怖い病気なのです。

