動脈硬化

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「メタボリック・シンドローム」とは?

2009年02月11日動脈硬化コメント&トラックバック(0)

「生活習慣病」という言葉が、TVや新聞、雑誌などであふれています。
私たち日本人にとって、身近な病気となっており、驚くほどたくさんの人が、生活習慣病にかかっていたり、その危機にさらされていたりしているようです。

厚生労働省の2004年に行った調査によると、「メタボリック・シンドローム」の場合では、予備軍を含めた患者数は、成人では約2,700万人、40歳以上では1,960万人にも達するそうです。
男性の場合では2人に1人で、女性の場合は5人に1人が該当するという割合です。

「メタボリック・シンドローム」とは、内臓脂肪型肥満に加えて、さらに高脂血症、高血圧、高血糖のうち2つ以上に当てはまる状態をさします。
高脂血症、高血圧、高血糖が軽い状態だとしても、内臓脂肪型肥満と重なることで、動脈硬化が起きる可能性が急激に増します。

このように、内臓に脂肪が溜まる、「内臓脂肪型肥満」が危険視されているのには、理由があります。
内臓脂肪型肥満は、「かくれ肥満」と言われ、見ただけでは太っていると感じません。
そのため、見過ごしてしまい、知らないうちに、さまざまな深刻な病気が進行しており、手遅れとなってしまう可能性があります。

また、内臓脂肪が蓄積すると、糖尿病、心臓病、高血圧などと関連して、「内臓脂肪症候群」という動脈硬化症を発症しやすいと言われています。
内臓脂肪を蓄積することは、肥満であるかどうかということよりも、動脈硬化の発症や進行に関わる重大な問題となります。
内臓脂肪型肥満には特に注意して、太りぎみの人はもちろんのこと、最近お腹が出てきた人や、更年期を過ぎた女性などは、適切な検査を受けると良いでしょう。

動脈硬化の危険因子チェック

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あなたの生活習慣において、動脈硬化を発症させる危険因子を、チェックしてみましょう。

1、男性で45歳以上、女性で55歳以上の年齢ですか?
2、毎日タバコを吸っていますか?
3、近頃のどの渇きを感じやすいですか?
4、野菜を食べずに、肉類ばかり食べていますか?
5、昔よりも、喜怒哀楽が激しくなりましたか?
6、収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上ですか?
7、頭痛がよく起こりますか?
8、肥満度の指標BMI値が26.5以上ですか?
9、お菓子やケーキなど、甘い物を好んで食べますか?
10、ストレスを溜めていますか?
11、ラーメンなどの麺類のスープを全部飲みますか?
12、ほとんど運動をしていませんか?
13、毎日お酒を飲んでいますか?
14、朝食を食べないで、夜にドカ食いをしていますか?
15、最近、もの忘れをするのが激しくなったと感じますか?

→1.加齢は、冠動脈疾患や、動脈硬化の危険因子となる、高血圧や高脂血症の要因の1つです。
→2.動脈硬化の進行を促します。
→3.血液中の塩分や糖分濃度が高い可能性があり、高血圧や糖尿病の要因となります。
→4.肉類ばかりの食事は、脂肪の摂り過ぎとなり、悪玉コレステロールを増やします。
→5.脳動脈硬化が進行していると、感情がうまくコントロールできなくなります。
→6.高血圧は、脳梗塞や脳出血が発症しやすくなります。
→7.高血圧の場合、頭痛を起こしやすくなります。
→8.肥満は、動脈硬化を引き起こす原因となります。
→9.過剰に糖分を摂取すると、糖尿病を引き起こしたり、中性脂肪を上昇させたりします。
→10.ストレスを溜めると、血圧が上がり、動脈硬化の促進につながります。
→11.塩分の摂り過ぎとなり、胃がんを発症させる場合もあります。
→12.運動不足は、摂取エネルギーを消費しきれず、中性脂肪として貯まっていきます。
→13.過剰にアルコールを摂取すると、中性脂肪を肝臓で合成しやすくし、高血圧の要因となります。
→14.一気に大量に食べると、脂肪が蓄積しやすくなり、「かくれ肥満」の要因になります。
→15.脳動脈硬化の自覚症状の可能性があります。

「CAVI検査」とは?

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動脈硬化は、自覚症状がないので、「沈黙の殺人者」と呼ばれることがありますが、「CAVI(キャビィ)検査」によって、簡単に動脈硬化を発見することができます。

このCAVI検査では、仰向けに寝た状態で、両足首と両腕の血圧脈波を測ります。
検査時間は5分程度で終わる、気軽に受けられる検査です。
結果もその場でわかるので、医師からの診断がすぐに受けられます。

CAVI検査では、“動脈のかたさ”、“動脈の詰まり”、“血管年齢”の3つを測定します。

「CAVI」とは、「動脈のかたさ」を表します。
動脈は、全身に血液を送るポンプの働きをしていますが、血圧が変化した際のふくらみ方をみることで、動脈の硬さがわかります。
動脈硬化が進行するほど、「CAVI」の値は高くなります。
研究結果によると、その値が「9.0」を超えると、約半数の人が、脳動脈か冠動脈(心臓の動脈)に、動脈硬化が起こっていると考えられます。

「ABI」は、足の動脈の詰まりを表します。
横になった状態で、足首の血圧を測定すると、健康な場合は、腕の血圧と同じくらいの値か、少し高いくらいの値となります。
ところが、足の動脈が詰まっている場合は、腕の血圧と比べて、足首の血圧は低い値になります。
このように、腕と足首の血圧を比べて、その値が「0.9」未満だと、足の動脈が詰まっている確立が高く、値が低くなるほど重症ということになります。

健康で同じ年齢・性別の人の「CAVI」平均値を比較することで、「血管年齢」を知ることができます。
「CAVI」が9.0未満だとしても、血管年齢が高い人は、動脈硬化が早く進行していると考えられます。

「一過性脳虚血発作」とは?

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急に、片方の手・足がしびれてきたり、言葉のろれつが回らなくなったり、一時的に、このような症状が起こって、数分程度から数時間経つと、その症状が回復するような場合は、「一過性脳虚血発作」という病気を発症している可能性があります。
動脈硬化によって、脳の血管が狭くなって、そこに血栓ができて詰まることで、一過性脳虚血発作を発症します。

また、一過性脳虚血発作は、症状が治まると、何事もなかったかのように元気になったり、まったく障害が残らなかったりするので、多くの場合放置されてしまいます。
ところが、発作を何度も繰り返すと、脳卒中になってしまう危険性もあります。
発作が1回でも起きたら、すぐに専門の医師の診断を受けてください。

それでは、一過性脳虚血発作の主な症状を挙げます。

・手や足がしびれる。
・頭痛がしたり、頭が重く感じたりする。
・舌がもつれる。
・立ちくらみやめまいがする。
・目がかすんだり、チカチカしたりすることがある。
・のぼせや不快感を覚える。
・激しい肩こりがする。
・歩いていると、フラフラすることがある。
・意識が不意に遠くなるときがある。

一過性脳虚血発作を放置しておくと、脳梗塞発作が30%以上起きると言われています。
また、一過性脳虚血発作を起こした人は、健康な人と比べて、脳梗塞に15倍もなりやすいとも言われています。
そのため、一過性脳虚血発作と診断されたら、脳梗塞を防ぐためにも、血栓予防薬での治療が必要となります。
また、基礎疾患を持っている場合は、食事療法や運動療法で治療することが大切です。

コレステロールの役割

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食事から摂取するコレステロール1日分の量は、500~600mgが適正だと言われています。
卵1個分にはコレステロールが約250~300mg含まれているので、卵だけで考えると、2個で1日分の摂取量になります。
また、コレステロールは、食事によって摂取する以外にも、1日当たり1500~2000mgが体内で生産されています。
コレステロールは、肝臓などで生産され、ホルモンや細胞膜の成分として働いています。

コレステロールが多すぎると、「動脈硬化」を引き起こす原因となりますが、逆に、コレステロールが足りないと、血管細胞膜や赤血球に悪影響を与えやすくなります。
コレステロールは、老化や炎症によって生じた、血管内皮細胞のすき間に引っ付き、異物が血管壁内に入ってこないようにします。
コレステロールによるこの働きが不足すると、血管壁に障害を受けやすくなるのです。
つまり、コレステロールを極端に摂取しないと、さまざまな問題が起きてくるのです。

それでは、コレステロールと中性脂肪の違いは何でしょう。
どちらも体内の脂質の1つですが、コレステロールは「構造脂質」で、中性脂肪は「貯蔵脂質」です。
コレステロールは、生命を維持するために重要な働きをしています。

一方、中性脂肪とは、摂取された脂質や糖質、たんぱく質から得られた余分なものが、貯蔵脂質として皮下脂肪組織などに貯められたもののことです。
中性脂肪は、食物が足りなくなると、グリセロールと脂肪酸に分解されます。
そして、グリセロールは肝臓で、脂肪酸はそれぞれの臓器において、エネルギー源として活用されるのです。

生活習慣に潜む危険因子

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動脈硬化を起こす危険因子には、生活習慣にも潜んでいます。

喫煙は、ニコチンによって、血小板を凝集させて、動脈の中膜を増やしたり、血中の脂肪が血管の壁に沈着しやすくしたりします。
また、喫煙によって、HDLコレステロール値を低下させたり、 血液の粘度を高めて固まりやすくしたりします。
さらに、血管を収縮させることで、脈拍数を増加させたり、血圧を高めたりします。

ストレス状態が続くと、高脂血症や高血圧症、さらに糖尿病などの、動脈硬化の危険因子となる病気を誘発する場合があります。
さらに、ストレスを溜めていると、血液を固めやすくしたり、血栓をつくりやすくしたりします。
また、性格的に攻撃性の強い人などは、 穏和な人と比べて、ストレスを感じやすいようです。
そのため、そのような人は、血圧が上がって、高脂血症や糖尿病などを悪化させてしまう恐れがあります。
さらに、穏和な人に比べて、狭心症を発生させる確率が7倍も高いそうです。

運動不足が続いていると、中性脂肪の血液中の値が高まり、動脈硬化を予防する働きのあるHDLコレステロール値を低下させてしまいます。
また、運動不足は、肥満を深刻化させ、動脈硬化を発生させる恐れもあります。

アルコールについては、日本酒だと、1日1合程度であれば、HDLコレステロールの値を高める作用がありますが、 多量に飲酒をすると、中性脂肪の値を高めて、脳卒中を発生させる率も高まります。
また、砂糖についても、1日30g以上の量を摂取していると、中性脂肪を高めることになります。

動脈硬化予防ミックスジュース

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動脈硬化を予防するミックスジュースを紹介します。

「トマト大根ジュース」は、トマトに含まれるビタミンB6が、きれいな血管にして、動脈硬化を防いでくれます。
トマト大根ジュースの作り方は、トマト200g、セロリ1/4本、皮を剥いた大根100g、レモン1/4個を、それぞれ適宜に切り、すべての材料をジューサーにかけます。

「トマト豆腐ジュース」は、豆腐に含まれる不飽和脂肪酸が、血液中のコレステロールを下げてくれます。
トマト1個とセロリ20gは2~3cmの大きさに切り、絹ごし豆腐70gは適宜に切ります。
すべての材料とレモン汁大さじ1をミキサーにかければ、トマト豆腐ジュースのできあがりです。

「にんじんアルファルファジュース」は、にんじん、りんご、アルファルファ(糸もやし)に含まれる食物繊維によって、血中コレステロールを減らしてくれます。
にんじん100gとレモン1/2個は、皮を剥いて適宜に切ります。
りんご200gは、皮が付いたままで、芯を取り除き、適宜に切ります。
すべての材料とアルファルファ30gをジューサーにかければ、にんじんアルファルファジュースのできあがりです。

「アスパラレタスジュース」は、アスパラの穂先に含まれている「ルチン」が、血管を丈夫にして、動脈硬化や高血圧を予防してくれます。
アスパラレタスジュースの作り方は、いちご100gのヘタを取り、レモン1/4個は皮を剥いて、どちらも適宜に切ります。
グリーンアスパラガス60gは固い部分を切り落とし長さ2、3cmに切って、レタス100gは適宜にちぎります。
すべての材料を加えて、ミキサーにかければ完成です。

「同仁会クリニック」の動脈硬化検査

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ガン、脳血管疾患、心疾患は、日本の3大死因となっています。
その中でも、脳血管疾患と心疾患を引き起こす原因は、「動脈硬化」です。
動脈硬化は、加齢により、誰にでも起こりうる病気です。
ところが、動脈硬化がどれだけ進行するかは、食生活や運動など、その人の生活習慣が大きく関わっています。
心筋梗塞や脳梗塞など、重大な病気を発症しないために、早期に発見することが大切です。

京都市南区の「同仁会クリニック」では、動脈硬化検査を行っています。
この検査の測定にかかる時間は、たった4分程度と、とても気軽に受けることができます。
この短い時間で、心機図と脈波図の検査を受けられます。

検査方法は、ベッドに横になって、両手と両足首の4箇所にセンサー類を取り付けて、安静にし、血圧を測定します。
痛みは全くないので、安心してくださいね。
測定の結果が出たら、医師により、これからの生活や病気に関する適切なアドバイスなどを受けます。

この検査では、「PWV」と「ABI」を同時に測定することで、血管が硬くなっていないか、狭くなっていないかがわかります。
また、波形などから得られた情報により、総合的に、動脈硬化を診断することが可能です。

「PWV(脈波伝播速度)」とは、血液が心臓から押し出されることによって起こった拍動が、血管を通って、手・足に到達するまでの速度のことをいいます。
血管が硬くなっているほど、脈波伝播速度は速くなります。

「ABI(上腕と足首の血圧比)」とは、上腕と足首の血圧を測定して、比べることによって、血管がどれだけ狭くなっているかがわかります。
健康な人の場合では、足首血圧が上腕血圧よりも高くなります。
しかし、脂肪などによって、足の動脈が詰まっていると、足首血圧は上腕血圧よりも低くなります。
そして、「ABI」の値は低くなります。

動脈硬化の予防

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動脈硬化は、日常生活の中で、少し努力するだけで、予防することができます。

第一に、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
それに加えて、適度な運動を、毎日習慣づけて行うことが、動脈硬化の予防になります。

中でも、太もも(大腿部)の筋肉を使用する、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を行うのがおすすめです。
大腿筋は、体の中の筋肉でもっとも大きく、有酸素運動を行うことによって、活発に大腿筋を動かすと、「リポタンパクリパーゼ」という脂肪を分解する酵素が働きだします。
それにより、善玉コレステロールが増加し、悪玉コレステロールが減少することがわかっています。

ウォーキングなどを、1日2~3キロを目標として毎日行うと、確実に2~3週間で効果が出てきます。
毎日習慣的に行うのが一番良いのですが、無理に、体調の悪い日や悪天候の日などに行うと、逆に危険となります。
運動を3日行わないと、効果が低下してしまうので、毎日行うのが辛い人は、1日おきに行うようにしてください。

また、動脈硬化と診断されると、日常生活の改善法を指導されるとともに、薬物療法も行われます。
最近では、新しい薬がたくさん開発されており、動脈硬化を治療するために役立っています。
処方される薬は、主に次のものです。

「HMG-CoA還元酵素阻害剤」は、善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らします。(シンバスタチン、プラバスタチンなど)

「クロフィブレード系誘導体」は、善玉コレステロールを増やして、中性脂肪を減らします。(ベザフィブラート、フェノフィブラートなど

「ビタミンE剤」は、悪玉コレステロールが、酸化によって変性するのを抑えます。

薬物療法も大切ですが、忘れてはいけないことは、薬を服用していても、きちんと食事や運動による療法を続けることです。

「動脈硬化」関連の書籍

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「動脈硬化」に関連するおすすめの書籍を紹介します。

土屋書店の「コレステロールを下げる食べもの」は、1日3食の食事を中心として、動脈硬化や高血圧を防ぐための“食べもの”を取り上げます。
生活習慣病やコレステロールの基礎知識を解説して、食べものが持っている効用や、コレステロールを減らすメニューと、食材別のレシピを紹介しています。

主婦の友社の「最新コレステロールを下げる知恵とコツ」は、コレステロールを減らすための、食材の選び方や食事の摂り方、効果的な運動の方法など、自分でできる対策を、図表や写真、イラストを用いて、わかりやすく丁寧に説明しています。

主婦の友社の「気になる血糖値をぐんぐん下げる大百科」は、高血糖の基礎知識をわかりやすく解説し、血糖値を下げるための、食べ方や飲み方、効果のある動作など、自分で簡単に行える改善法が盛りだくさんです。
血糖値の高めの人が安心できる一冊となっています。

主婦と生活社の「コレステロール、中性脂肪を下げる特効法101」は、動脈硬化と血液の脂質異常症についての知識を、基礎からわかりやすく解説しています。
また、コレステロールと中性脂肪を下げるのに有効なコツを、101項目紹介しています。

角川SSCの「いいことずくめのにんじんレシピ-動脈硬化、高血圧、がん予防にいい!」は、にんじんの「βカロテン」のパワーを取り上げて、にんじんを丸ごと使用した料理やスイーツ、ジュースのレシピを紹介しています。

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