サムターン回し対策
空き巣の手口で2002年から急増しているのが、サムターン回しという手口です。
サムターン回しとは、ドアの外側から特殊工具を入れて、サムターンを回し、開錠して盗みに入る手口です。
ドアにほんの少しの隙間があれば、そこから針金などを入れて開錠するという巧妙な手口の窃盗団までいるといいます。
そうなると、ピッキングに強いシリンダー錠などを装備していても、効果はありません。
そこで、サムターン回しへの対策を紹介します。
空き巣の7割は、侵入に5分以上かかる家には侵入を諦めるというデータがあります。
その他の有効な方法は、
・サムターンをカバーする。
サムターンにカバーをつけ、サムターンに手や工具が触れるのを防ぎます。ドアに穴を開ける必要もなく、安いものでは500円ほどで販売されています。
リモコン操作でサムターンを固定させるストッパーという商品もあります。
・サムターンをとりかえる。
サムターンを押さないと回らないものなどにとりかえる方法があります。
・鍵穴のない鍵をもう一つつける。
暗証番号やリモコンで開く錠が販売されています。
・その他、空転するので外側からはずせないドアスコープや、「サムターン強化対策ドア」と書いたステッカーを錠部分に貼り、視覚的にアピールする。
などさまざまな方法があります。
サムターン回しに対抗する、防犯商品も多数販売されるようになりました。
いま一度、ご自宅の錠の形を確認し、防犯対策を考えましょう。
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カム送り開錠
空き巣の手口には、ピッキング、サムターン回し、カム送り開錠などがあります。
ピッキング、サムターン回しと説明してきましたが、今回はカム送り開錠についての説明です。
カム送り開錠というのは、特殊な工具を使って、錠シリンダーを迂回し、直接錠ケースに働きかけ、デッドボルトを作動させて開錠する手口のことです。
「バイパス開錠」とも言われています。
約3年前に「ピッキング」がクローズアップされたことで、ピッキングに強いシリンダー錠が開発され、出回るようになって、出てきた新しい手口が「サムターン回し」と「カム送り開錠」です。
この「カム送り開錠」も、「サムターン回し」と同じように、ドアに傷がつきにくいので、被害者が空き巣の侵入に気づかず、被害の発見が遅れるという事態がおきます。
気づいても鍵の閉め忘れだと勘違いしてしまうこともあるというくらい巧妙な手口です。
国内4社の計15種類の錠がこの「カム送り開錠」で開錠できると発表されています。
それらの錠の特徴は、鍵穴を覆うカバーを動かすと、ドアとの間に隙間ができるタイプのものです。
この隙間から空き巣は特殊工具を差込み、「ケース」という内側の箱型の装置の「カム」と呼ばれる部分に直接働きかけ、回転させるからです。
その対応型番は、警視庁のホームページで確認できます。
4社とも「カム送り開錠」への対策済みへのモデルチェンジを終えましたが、これまでに900万個が販売されているそうです。
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カム送り開錠対策
空き巣の手口として、ピッキング、サムターン回し、カム送り開錠について説明してきました。
ピッキング対策には、それに強いシリンダー錠への交換などが有効な手段であり、サムターン回し対策には、カバーをつける、サムターン交換などが有効な手段です。
今回は、カム送り開錠の対策を紹介します。
カム送り開錠とは、特殊な工具を使って、錠シリンダーを迂回し、直接錠ケースに働きかけ、デッドボルトを作動させて開錠する手口のことです。
「バイパス開錠」とも言われています。
カム送り開錠されやすい錠とは、鍵穴を覆うカバーが動き、動かすとドアとの間に隙間ができるタイプのものです。
国内4社の製造で計15種類の錠がこのタイプであると発表されました。
対策としては、カム送り解錠の工具が中に入り込めないように、「ケース」の穴の開いている部分に金属の部品(スペーサー)でフタをする方法が有効です。
各メーカーで純正の部品が販売されており、費用は6,300円ほどです。
シリンダーにカバーをつける方法もあります。シリンダー自体に触らせないようにできるからです。
この場合、カバーにさまざまな種類があるので、値段はいろいろです。
面付けタイプの補助錠をつける方法もあります。ドアの内側に面付け補助錠をつければ外側からバイパスはできません。特殊な錠をつければ、他の空き巣の手口であるピッキングやバールこじあけなどにも強くなります。費用は、15,000円から36,000円ほどです。
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バールこじあけとその対策
空き巣の手口には、ピッキング、サムターン回し、カム送り開錠などがありますが、他に凶悪化している外国人窃盗団などの使う手口として、バールこじあけというものがあります。
バールこじあけというのは、建設現場などで使われているバールという道具を使って、強引にドアを破壊し、侵入する手口です。
ドアとドア枠の間にバールをさしこみ、てこの原理でドアを開けてしまうというやり方です。
空き巣に侵入されて金品を奪われたうえに、ドアも壊されて、修理費が50万円もかかったりしたら最悪の空き巣被害となります。
外側に開くドアがこの手口に弱いということなのですが、欧米がほとんど内開きなのに対して、日本のドアはほとんどこのタイプです。
しかも材質がそれほど強くないものが多いのです。
ドアを閉めていても、ドア枠との間に隙間がある場合にはすぐにでも対処が必要だといえます。
「バールこじあけ」を防ぐためには、「こじあけ防止プレート」をドアとドア枠の間にとりつけるのが有効です。
プレートには、T字タイプとL字タイプがあり、ホームセンターなどで購入可能です。
ドアの厚さなどで選びます。
どちらも簡単に、ドライバーひとつで設置可能です。
プラスドライバーで、アーマープレートをとりはずし、ガードプレートにつけかえます。
強度重視ならT字タイプが適しています。
またこじあけに対しても、補助錠の設置は有効な手段であるということです。
そのほかにピッキングアラームをつける方法もあります。
金属音や振動に反応し、アラームを鳴らします。
このアラームはピッキングなどにももちろん有効です。
内側のレバーハンドルに掛けて使用しますので、外側から見えないのが欠点といえば欠点です。
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焼き破りとその対策
空き巣の手口をいろいろ調べてきました。
ピッキング、サムターン回し、カム送り開錠など。
これらは皆、ドアの錠をどうにかして開けて侵入するという手口です。
しかし、一番多い手口は、窓からの侵入です。
空き巣は窓のガラスを破って侵入します。
ガラスは普通に破ればかなりの音がします。
しかし、ガスバーナーなどの器具を使って、窓ガラスの一部を熱し、そのあとに冷たい霧吹きなどをかければあまり音が出ないでガラスにひびが入ります。
そこからドライバーなどをいれ、鍵を開けるのです。
狙われやすいのは、戸建て住宅の1階の窓や2階のベランダの窓です。
道路から死角になっているところが特に狙われます。
対策としては、窓枠の上下に、補助のキーロックを設置することが有効です。
そのほか、防犯フィルムを貼る、防犯ガラスに替えるという手段があります。
防犯フィルムも有効ですが、バーナーで溶けてしまうことがあるので、その場合は役にたちません。
窓の内側に防犯フィルムを貼ることによって、外側から割ることが困難になりますが、内側からはわりと簡単に割ることができます。
防犯ガラスに替えると、外側からはもちろん、内側からもガラスを割るのが困難なので、震災や火事のときに避難がしにくいことが考えられますので、どちらが良いとは一概には言えません。
網ガラスは、震災や誰かがぶつかって万が一割れたときに、ガラスの飛散を防ぐためのものなので、防犯対策に有効とは言えないので注意が必要です。
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無施錠空き巣
空き巣の手口をいろいろと紹介してきました。
ピッキング、サムターン回し、カム送り開錠、窓破りなど。
しかし、案外多いのが、無施錠空き巣です。
警察庁の資料によると、戸建て住宅の被害のうち、38%、共同住宅の被害のうち25%が無施錠空き巣によるものです。
ゴミ出しのときや、ちょっとコンビニに行くだけだからと鍵をかけずに外出した際に被害に合うという状態です。
または、玄関の鍵は閉まっていても、勝手口が開いていたとか、1階は閉めていたけれど、2階が開いていたとか。浴室や台所の窓の鍵は、閉めるのを忘れがちなものです。
また物置が無施錠であったため、中に置いてあったタイヤが盗まれるなどの被害も実際に起きています。
地域別では、岩手県が、無施錠空き巣被害率がなんと59.7%ということで、ワーストワンになっています。
逮捕された空き巣の中には、「農家はほとんど無施錠だったので、入りやすかった」と供述している者もいるということです。
郊外の農家は、人通りも少ないので人目につかず、被害に合いやすいです。
・ちょっと畑まで行くといったときにも施錠する。
・ドアや窓に補助錠をつける。
・物置にも錠をつける。
・植え込みは短く刈って、見通しをよくする。
・塀を高くしすぎない。
・雨戸をつける。
・センサーをつけて、人の気配をキャッチする。
せっかくの防犯性能にすぐれた建物部品を設置していたとしても、無施錠では何の防犯にもなりません。
ふだんからの心がけをしっかりもち、防犯対策をすることが不可欠です。
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合鍵空き巣
空き巣の手口についていろいろと説明してきました。
ピッキング、サムターン回し、カム送り開錠、窓破りなどです。
意外に多いのが、無施錠でした。
それから意外に多いのが、合鍵を使っての侵入です。
植木鉢の下や、ポストの中に合鍵を入れている人が多いのが実状です。
プロの空き巣なら、そういうことをすぐに見抜くそうです。
空き巣は必ず下見をしています。
合鍵をみつけたときに侵入しなくても、それを使ってさらに合鍵を作り後日侵入するケースもあります。
玄関先に鍵を置いておく人もいるでしょう。
それを使って合鍵を作られるというケースもあります。
アパートなどの賃貸住宅で、前の住人が合鍵を作っており、侵入されたというケースもあります。この場合は、特殊なケースではありますが。
合鍵を使った空き巣被害の多いのは、戸建て住宅だけだと思われがちですが、意外と多いのが団地での被害です。
実際に捕まった空き巣の中には、「団地には共働きの家庭が多く、先に帰宅する子供のために、外に鍵を隠しておく家庭が多かったので、空き巣に入りやすかった」と供述している者もいたそうです。
合鍵を使って玄関を開けたとなれば、ドアに傷がつくわけでもないので、被害に気づくのが遅くなり、ひどいときには気づかないこともありえます。
合鍵を植木鉢の下や、ポストの中にいれておかない。
つまり家の外に鍵を置かない。
牛乳ビン配達箱や、鴨居の上、メーターボックス、玄関マットの下なども同様です。
玄関先など目に付くところに置いておかない。
在宅中にも施錠しておく。
などの防犯対策が必要です。
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マーキング
皆さんの家の表札、ポスト、玄関などに、自分で記入した覚えのない、字やマーク、絵などは書かれていませんか?もしあるとしたら、それはマーキングといわれるものです。
空き巣などがつけた印かもしれません。
空き巣に限らず、訪問販売員、新聞勧誘員などの可能性もあります。
そこにつけられた字、マーク、絵などが、仲間の間で、何らかの暗号として使われているかもしれません。
一般的なものではないので、暗号の解読ができているわけではありませんが、いくつか実際に使われていた例をあげてみましょう。
・シール
数で何回訪問したかを表す。
色で種類を分ける
1.黒・・・家族で住んでいる。男性が住んでいる。インターホンを押しても出ない。
2.白・・・独身世帯。女性が住んでいる。インターホンに出る。
3.黄・・・少し変わった人が住んでいる。赤ちゃんのいる家庭。
など。
・字(漢字・ひらがな)
省略している。
1.学・・・学生
2.あ・・・赤ちゃんがいる
3.い・・・いける(入りやすい)
4.こ・・・こわい
・字(アルファベット)
1.M・・・男
2.W・・・女
3.S・・・独身
4.SS・・・土日休み
・記号
1.×・・・ダメ、こわい
2.〆・・・無理、やめた
3.・・・・チェックした、一度来た
・数字
1.20・・・20代
2.1・・・ひとり暮らし
3.1017・・・10時から17時まで留守。
【SM30 1022】たとえばこれなら、30代の独身男性、10時から22時まで留守、などという意味になります。
何かを書かれていても気づかないなど、防犯に甘い家はすぐにチェックされます。
家の表札、玄関ドア、ポストなどいますぐご確認ください。
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葬儀空き巣
葬儀空き巣というものがいます。
葬儀で外出しているお宅をターゲットにする空き巣です。
葬儀の情報は、新聞や地域の会報などに出ています。
それには、住所や連絡先、葬儀の日取りや場所などが記載されているので、留守宅が狙われてしまうのです。
昔は自宅葬が多かったのに比べて、今は、葬儀場でのお葬式がほとんどです。
そういった事情もあるのでしょう。
ある逮捕された空き巣は、「新聞のお悔やみ欄を利用して、葬儀で留守にする家を見張り、家人が出かけたのをみはからって侵入した」と供述しています。
その空き巣は、6年で70件ほどの葬儀空き巣をはたらき、一軒あたり平均90万円盗んだそうです。
ある窃盗グループは、葬祭場の看板を見て、留守のお宅を調べて、空き巣に入ったと供述したそうです。
「お通夜や、告別式は、時間が決まっているため、時間に余裕があり、物色するのに時間をかけることができた。」とも供述していたとのことです。
葬儀のための費用を家に置いていたり、香典があったりで、いつもよりも多額の現金があったのでしょう。
地方のおつきあいが密なところでは、同じお葬式に地域のほとんどの人が列席するということもあります。
その場合は、被害の拡大を招きかねません。
警視庁は、葬儀などで留守にする場合
・留守番の人を頼む。
・隣近所の人に声をかけてから外出する。
・地域ほとんどが出席する葬儀の際は、交代で巡回する。
・多額の現金を家に置いておかない。
などの防犯対策をとるようによびかけています。
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オレオレ詐欺と空き巣
オレオレ詐欺と空き巣・・・一見関係のなさそうな単語ですが、最近、新しい手口が出てきています。
「オレオレ」と息子を装って、高齢者に電話をかけ、金を無心します。
振り込み詐欺の手口をよく知っているその高齢者が、「電話一本で振り込むことはできない」と言うと、「もちろん。振り込みではなくて、直接とりに行くよ」と意外なことを言ったそうです。
そして仕事があるので、実家までは行けないから、「外で食事しよう。」と誘いだし、待ち合わせ場所を決めます。そのとき「物騒だから」と言い、現金は家に置いておくようにと言います。高齢の父が待ち合わせの駅に行き、息子を待っているが、来ません。
しばらく待って家に帰ると、窓ガラスが割られ、息子のために用意した現金が盗まれているという被害です。
1人暮らしの高齢者を調べて、外出させ、そのすきに空き巣に入るという巧妙な手口です。埼玉で発生した新手口のようです。
オレオレ詐欺・・・いわゆる振り込み詐欺が、最近手口をたくさんの人に知られるようになって、皆が警戒していることと、警察の調べがすすんでいて、振込用の架空口座が判明するとすぐに凍結されてしまうために、口座がなかなか使えないようになります。
そうなると、せっかく手に入れた名簿や資料がむだになってしまうということで、詐欺グループが新たに考えた手口だといえそうです。
しかも振り込まずに直接受け取りに行く安心させることで、相手の警戒心を逆手にとるという巧妙さもあります。
まだこの手口を知っている人が少ないので、知らない人は振り込み詐欺には用心していても、まさかその隙に空き巣に入られるなんて思っていないはずです。
この手に用心すれば、違う手でひっかかる・・・なんてことのないように、いつなんどきも気をつけたいものです。

